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嵐雪
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らんせつ
ふりがな文庫
“
嵐雪
(
らんせつ
)” の例文
次に
嵐雪
(
らんせつ
)
にも相応の弟子があって、その弟子も善く作るので、暗に其角と
頡頏
(
けっこう
)
している。その外にはいうべきほどの人はない。
俳句上の京と江戸
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
私たちの
一向
(
いっこう
)
に気のない事は——はれて雀のものがたり——そらで
嵐雪
(
らんせつ
)
の句は知っていても、今朝も
囀
(
さえず
)
った、と心に
留
(
と
)
めるほどではなかった。
二、三羽――十二、三羽
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「はくらん病が買ひ候はん」も
手厳
(
てきび
)
しいには違ひない。が、「
東武
(
とうぶ
)
の会に盆を
釈教
(
しやくけう
)
とせず、
嵐雪
(
らんせつ
)
是を難ず。翁曰、盆を釈教とせば正月は
神祇
(
しんぎ
)
なるかとなり。」
芭蕉雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
常
(
つね
)
に茶のつむぎの羽織をきられ、
嵐雪
(
らんせつ
)
よ、其角が所へいてくるぞよとものしづかにいはれしとかたられたり
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
芭蕉
(
ばしょう
)
、
其角
(
きかく
)
、
嵐雪
(
らんせつ
)
などの
俳諧師
(
はいかいし
)
、また絵師では
狩野家
(
かのうけ
)
の
常信
(
つねのぶ
)
、
探信守政
(
たんしんもりまさ
)
、
友信
(
とものぶ
)
。浮世絵の
菱川吉兵衛
(
ひしがわきちべえ
)
、
鳥井清信
(
とりいきよのぶ
)
。
浄瑠璃
(
じょうるり
)
にも
土佐椽
(
とさのじょう
)
、
江戸半太夫
(
えどはんだゆう
)
など高名な人たちもたくさん出ている。
柳橋物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
▼ もっと見る
今更ここに
其角
(
きかく
)
嵐雪
(
らんせつ
)
の句を列記して説明するにも及ばぬであろう。
葛飾土産
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
出代
(
でがわり
)
や
稚
(
おさな
)
心に物あはれ
嵐雪
(
らんせつ
)
俳句はかく解しかく味う
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
露霜
(
つゆじも
)
窪
(
くぼ
)
くたまる馬の血
嵐雪
(
らんせつ
)
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
去来
(
きょらい
)
、
丈草
(
じょうそう
)
もその人にあらざりき。
其角
(
きかく
)
、
嵐雪
(
らんせつ
)
もその人にあらざりき。
五色墨
(
ごしきずみ
)
の徒もとよりこれを知らず。
新虚栗
(
しんみなしぐり
)
の時何者をか
攫
(
つか
)
まんとして得るところあらず。
俳人蕪村
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
常
(
つね
)
に茶のつむぎの羽織をきられ、
嵐雪
(
らんせつ
)
よ、其角が所へいてくるぞよとものしづかにいはれしとかたられたり
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
江戸の方は
其角
(
きかく
)
嵐雪
(
らんせつ
)
の句でも
白雄
(
しらお
)
一派の句でも
仮令
(
たとい
)
いくらかの美しい処はあるにしても、多少の渋味を加へて居る処はどうしても寒牡丹にでも比較せねばなるまい。(五月七日)
病牀六尺
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
其角
(
きかく
)
、
嵐雪
(
らんせつ
)
もその人にあらざりき。『
五色墨
(
ごしきずみ
)
』の
徒
(
と
)
固よりこれを知らず。『
新虚栗
(
しんみなしぐり
)
』の時何者をか
攫
(
つか
)
まんとして得る所あらず。芭蕉死後百年に
垂
(
なんな
)
んとして始めて蕪村は現れたり。
俳人蕪村
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
(略)
其角
(
きかく
)
を尋ね
嵐雪
(
らんせつ
)
を訪ひ
素堂
(
そどう
)
を
倡
(
いざな
)
ひ
鬼貫
(
おにつら
)
に伴ふ、日々この四老に会してわづかに市城名利の域を離れ林園に遊び山水にうたげし酒を
酌
(
くみ
)
て談笑し句を得ることは
専
(
もっぱら
)
不用意を貴ぶ
俳人蕪村
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
真夜中やふりかはりたる天の川
嵐雪
(
らんせつ
)
俳諧大要
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
畑打に替へて取つたる
菜飯
(
なめし
)
かな
嵐雪
(
らんせつ
)
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
嵐雪
(
らんせつ
)
の句に
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
“嵐雪(
服部嵐雪
)”の解説
服部 嵐雪(はっとり らんせつ、承応3年(1654年) - 宝永4年10月13日(1707年11月6日))は、江戸時代前期の俳諧師。幼名は久馬之助または久米之助、通称は孫之丞、彦兵衛など。別号は嵐亭治助、雪中庵、不白軒、寒蓼斎、寒蓼庵、玄峯堂、黄落庵など。松尾芭蕉の高弟。雪門の祖。
(出典:Wikipedia)
嵐
常用漢字
中学
部首:⼭
12画
雪
常用漢字
小2
部首:⾬
11画
“嵐”で始まる語句
嵐
嵐山
嵐気
嵐蘭
嵐雲
嵐弦
嵐粂吉
嵐外
嵐踊
嵐雛助