“割譲”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
かつじょう	50.0%
わけ	50.0%

かつじょう

つまり……毛利方から提示して来た条件というのは、この際、媾和（こうわ）するならば、備中（びっちゅう）、備後（びんご）、美作（みまさか）、因幡（いなば）、伯耆（ほうき）の五ヵ国を割譲（かつじょう）しよう。

新書太閤記：08 第八分冊 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

わけ

漁網の魚は、これを採って一盞（さん）の卓にのぼせ、地は割譲（わけ）て、ながく好誼（よしみ）をむすぶ引出物としようではないか。

三国志：07 赤壁の巻 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

“割譲”の意味

《名詞》
割譲（かつじょう）

土地や物などの一部を分かち他者に譲渡すること。

国が領土の一部を他国に譲り渡すこと。
(出典:Wiktionary)

“割譲”の解説

割譲（かつじょう、英語・仏語：cession）とは、他の法的実体へ所有物（財産）を譲渡すること。特に国際法では条約により領土を移転すること。割譲対象の土地は割譲地と表現され、逆に譲渡を受けることは割取（かっしゅ）と表現されることがある。国際法では領域権原en: title to territory/territorial title、fr: titre territorialの一つとされる。
Ballentine's Law Dictionaryでは、「割譲とは、引き渡すこと、諦めて手放すこと、あるいは他の機関に有利な会議体により管轄権を放棄すること」 と定義している。管轄権を有する土地、領土が強制的に放棄される併合とは対照的に、割譲は自発的、あるいは少なくとも明白に自発的にみえる行為による。
(出典:Wikipedia)

割	常用漢字 小６ 部首:⼑ 12画
譲	常用漢字 中学 部首:⾔ 20画