“割愛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かつあい90.0%
かつあひ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「焼芋を食うも蛇足だそくだ、割愛かつあいしよう」とついにこの句も抹殺まっさつする。「香一炷もあまり唐突とうとつだからめろ」と惜気もなく筆誅ひっちゅうする。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
どうぞあなたの貴重な時間の十五分間をわたくしに御割愛かつあいなさって下さいまし。ちょうど夫は取引用で旅行いたしまして、五六日たたなくては帰りません。
田舎 (新字新仮名) / マルセル・プレヴォー(著)
しかし五円だけ割愛かつあひすることには、格別異存も持たなかつた。
続野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)