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筆誅
ふりがな文庫
“筆誅”の読み方と例文
読み方
割合
ひっちゅう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひっちゅう
(逆引き)
「焼芋を食うも
蛇足
(
だそく
)
だ、
割愛
(
かつあい
)
しよう」とついにこの句も
抹殺
(
まっさつ
)
する。「香一炷もあまり
唐突
(
とうとつ
)
だから
已
(
や
)
めろ」と惜気もなく
筆誅
(
ひっちゅう
)
する。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
十余年前銀座の表通に
頻
(
しきり
)
にカフエーが出来はじめた頃、此に酔を買った事から、新聞と云う新聞は
挙
(
こぞ
)
ってわたくしを
筆誅
(
ひっちゅう
)
した。
濹東綺譚
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
復讐の同盟に加わることを避けて、先君の追福と陰徳とに余生を送った大野九郎兵衛は、不忠なる元禄武士の一人として浄瑠璃の作者にまで
筆誅
(
ひっちゅう
)
されてしまった。
磯部の若葉
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
筆誅(ひっちゅう)の例文をもっと
(9作品)
見る
筆
常用漢字
小3
部首:⽵
12画
誅
漢検1級
部首:⾔
13画
“筆”で始まる語句
筆
筆蹟
筆跡
筆硯
筆太
筆者
筆法
筆頭
筆墨
筆紙
“筆誅”のふりがなが多い著者
森田草平
ロマン・ロラン
佐々木邦
島崎藤村
夏目漱石
永井荷風
岡本綺堂
宮沢賢治