“割符”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わりふ91.7%
わっぷ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
打ち合せて居たんだ。仲間の割符わりふはあの四つ瓣の梅の眞鍮札さ、中に彫つてあるまん字、四つ瓣の花形、皆んな十字架クルスぢやないか
「ただの旅人ならば、関所の割符わりふを要し、おおやけの通行には告文なくば関門を通さぬことぐらいは、将軍もご承知であろう」
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
門番詰所へ行って、役所の割符わっぷをだすと、門番頭のうらなり面が、ジロリと顎十郎を見て
顎十郎捕物帳:07 紙凧 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)