“追蒐”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おっか56.0%
おいか32.0%
おっかけ4.0%
おッか4.0%
おツか4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なおまたパーリー・ゾン(第一の関門)において少なくとも四、五日も抑留されますから、後から追蒐おっかけられるという一つの困難がある。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
「何だか、それがわかるくらいなら間違やしない、こうしている間にも追蒐おいかけて来るかも知れないから、早く隠して下さいよう」
大菩薩峠:06 間の山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
若者等は刀をぬい追蒐おっかける、手塚は一生懸命に逃げたけれども逃切れずに、寒い時だが日比谷そとの濠の中へ飛込んでようやく助かった事もある。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
どっこいとポチが追蒐おッかけて巫山戯ふざけかかる。蒼蠅うるさいと言わぬばかりに、先の犬は歯をいて叱る。すると、ポチは驚いて耳を伏せて逃げて来る。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
あいちやんは野原のはら横斷よこぎつて其後そのあと追蒐おツかけてつて、丁度ちやうどそれが生垣いけがきしたおほきな兎穴うさぎあなりるのをました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)