“情實”のいろいろな読み方と例文
新字:情実
読み方割合
じやうじつ50.0%
こゝろ25.0%
わけ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
〔譯〕一歴史れきし、皆形迹けいせきつたへて、情實じやうじつ或は傳らず。史を讀む者は、須らく形迹にいて以て情實をたづね出だすことを要すべし。
お辰いよ/\眞面目に、弟子は子もおなじなれば我が身も可愛きあのおの爲、早くらちのあかせましたけれど、それは一筋、お前さまのお情實こゝろも汲まぬでは御座ござんせぬ
花ごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ふみふところにして令孃ひめ部屋へやときは、すゑ姉君あねぎみ此處こヽにありて、お細工物さいくもの最中もなかなるに、いませてはるかるべしと、情實わけもとよりはずなけれど、吾助ごすけともはであそけるが
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)