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別
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わけ
ふりがな文庫
“
別
(
わけ
)” の例文
「だから、世間じゃ言ってますよ。——江戸中の御用聞、
別
(
わけ
)
ても捕物の名人と言われた平次親分が、お島に目をつけないのは
可怪
(
おか
)
しい——って」
銭形平次捕物控:036 八人芸の女
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
別
(
わけ
)
、臣、連、伴造、國造、村主の保てる部曲の民と謂ふ樣なものが全國に充ち滿ちて、朝廷の官吏とも謂ふべき者の治める土地は至つて尠なかつた。
聖徳太子
(旧字旧仮名)
/
内藤湖南
(著)
惣
(
すべ
)
て供𢌞りの
徒士
(
かち
)
の者共風俗がさつに候、中間共も異風に
取拵
(
とりこしらへ
)
候者共多相見え
別
(
わけ
)
てがさつに有之候。
凡愚姐御考
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
示して十を
覺
(
さと
)
るの
敏才
(
びんさい
)
あれば
師匠
(
ししやう
)
の感應院も
末
(
すゑ
)
頼母
(
たのも
)
しく思ひ
別
(
わけ
)
て大事に教へ
養
(
やしな
)
ひけるされば寶澤は十一歳の頃は他人の十六七歳程の
智慧
(
ちゑ
)
有
(
あり
)
て手習は
勿論
(
もちろん
)
素讀
(
そどく
)
にも達し何を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
予は
別
(
わけ
)
て草餅を好むを以て日々の喰料とせり。亦久しく貯えて長く用ゆるには、煮て干し上げて貯うる時は、
何日
(
いつ
)
も草餅を喰せんと欲する時に臨んで草餅と為す事を得るなり。
関牧塲創業記事
(新字新仮名)
/
関寛
(著)
▼ もっと見る
他の七十七王は悉く諸國の國の
造
(
みやつこ
)
・
別
(
わけ
)
・
稻置
(
いなき
)
・
縣主
(
あがたぬし
)
等としてお分け遊ばされました。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
僅
(
わず
)
かばかりの金を
別
(
わけ
)
てもらって、その日その日を何もせずに暮しているのであった。昼でも彼は
臥
(
ねこ
)
ろんでいる。いつ行って見ても彼はごろりと臥ろんで何かむしゃむしゃと食べていた。
黄色い晩
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
蘭房別占四時春
蘭房
(
らんぼう
)
は
別
(
わけ
)
ても
占
(
し
)
む
四時
(
しじ
)
の春
矢はずぐさ
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
取寄
(
とりよせ
)
芝居者
(
しばゐもの
)
淨瑠璃語
(
じやうるりかた
)
り
三絃彈
(
さみせんひき
)
など
入込
(
いりこま
)
せ
皆々
(
みな/\
)
得意
(
とくい
)
の藝を
顯
(
あらは
)
し
戯
(
たはぶ
)
れ
興
(
きよう
)
じけり茲に
又
(
また
)
杉森
(
すぎのもり
)
の
新道
(
しんみち
)
孫右衞門店
(
まごゑもんたな
)
に
横山玄柳
(
よこやまげんりう
)
と
云
(
いふ
)
按摩
(
あんま
)
あり是は
別
(
わけ
)
て白子屋へ
入浸
(
いりひた
)
り
何樣
(
なにさま
)
白子屋一
軒
(
けん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
それより
餘
(
ほか
)
七十七王
(
ななまりななはしらのみこ
)
は、悉に國國の國の造、また
別
(
わけ
)
、
稻置
(
いなぎ
)
、
縣主
(
あがたぬし
)
七
に別け賜ひき。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
盡し難く
別
(
わけ
)
て神田は
土地柄
(
とちがら
)
とて人の心も
廣小路
(
ひろこうぢ
)
横筋違いの僻みなき
直
(
すぐ
)
なる橋の名の如く
實
(
げ
)
に
昌平
(
しやうへい
)
の御代なれや
甍
(
いらか
)
双
(
なら
)
べし軒續き客足絶ぬ
店先
(
みせさき
)
は津國屋松右衞門とて小間物を商ひ
相應
(
さうおう
)
の
活計
(
くらし
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
このミマツ彦カヱシネの命は天下をお治めなさいました。次にタギシ彦の命は、
血沼
(
ちぬ
)
の
別
(
わけ
)
・
多遲麻
(
たじま
)
の竹の別・
葦井
(
あしい
)
の
稻置
(
いなき
)
の祖先です。天皇は御年四十五歳、御陵は畝傍山のマナゴ谷の上にあります。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
“別”の意味
《名詞》
(ベツ)(特に待遇等について)区別すること。
(ベツ)異なる物として区別されること。
(ベツ)あることと無関係であること。別論。別問題。
(ベツ)例外。
《形容動詞》
別に(ベツに)
ほかに。別途。
(主として否定文で)特に。別段。
(出典:Wiktionary)
別
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
“別”を含む語句
別荘
差別
弁別
告別
分別
区別
餞別
訣別
死別
袂別
識別
別業
鑑別
別室
生別
無差別
別嬪
別離
別墅
別々
...