“引張込”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひっぱりこ80.0%
ふっぱりこ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは小供が彼方あっち向いているのを、美味しい物即ち肉を喰わせてやるから、此方こっちへ向けといって引張込ひっぱりこむ意で、これがいわゆる育の字の講釈だそうである。
教育の目的 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
あんな素性わけも分らねえ者を無闇に引張込ひっぱりこんでしまって何うするだ、医者様の薬礼まで己がしょわなければなんねえ
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
なに己ア本当に是まで苦労をしたゞもの、だからなけひえるがい、ひえってもいかえと引張込ふっぱりこめば、其の心があってもだ年い行かないから間を悪がるだ、屹度きっとうだ
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)