“少壮”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
としわか50.0%
しょうそう16.7%
せうさう16.7%
わか16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
西は少壮としわかな官吏であった。この人は、未だ大学へ入らない前から、三吉と往来して、中村という友達などと共に若々しい思想かんがえ取換とりかわした間柄である。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
江戸へ出て数年、陋巷ろうこうにうずもれているあいだに、少壮しょうそうの剣客篁守人もこうまで弱気になったのか。
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)
此帝都このていとを去りて絶海無人ぜつかいむじんたうをさして去りぬ、さかんなるさまを目撃したる数萬すうまんの人、各々めい/\が思ふ事々こと/″\につき、いかに興奮感起こうふんかんきしたる、ことに少壮せうさうの人の頭脳づなうには
隅田の春 (新字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
それも未だ少壮わかい時に、どうでもこうでも小泉の旦那に出て貰わんければ、村が治まらないなんて言われて、村長にまで引張り出されたことが有りましたよ。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)