“事々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ことごと76.9%
こと/″\23.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ、道具の鈍いのは難で、素人離れのしないのは欠点といえば欠点だが、事々ことごとしく私へ弟子入りするほどの必要もないかと思う。
しからば僕よりも知恵の劣った人が悪口するなら、自分より劣ったものを相手とし、事々ことごとしく弁解する労を取るだけの価値がない。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
此帝都このていとを去りて絶海無人ぜつかいむじんたうをさして去りぬ、さかんなるさまを目撃したる数萬すうまんの人、各々めい/\が思ふ事々こと/″\につき、いかに興奮感起こうふんかんきしたる、ことに少壮せうさうの人の頭脳づなうには
隅田の春 (新字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
つぎたのはおほくの賓客まらうどで、大抵たいてい王樣わうさま女王樣ぢよわうさまとで、そのなかあいちやんは白兎しろうさぎるのをりました、それはさもいそがしさうに、氣短きみじがにはなしながら、はれる事々こと/″\わらきようじて
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)