いさま)” の例文
旧字:
破戒——何といふ悲しい、いさましい思想かんがへだらう。う思ひ乍ら、丑松は蓮華寺の山門を出た。とある町の角のところまで歩いて行くと、向ふの方から巡査に引かれて来る四五人の男に出逢であつた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)