“四脚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よつあし71.4%
しきゃく14.3%
ヨツアシ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と思ふと、平常へいぜい四脚よつあしかえつて飛鳥ひちょうごとくに往来へ逃げ去つた。私も続いてうたが、もう影も見せぬ。
雨夜の怪談 (新字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
彼は四脚しきゃく短長格ヤンブを思いっきり声を引き引きがなり立てて、いんが入れかわり立ちかわり、まるで小鈴こすずのようなうつろで騒々そうぞうしい音を立てたけれど、わたしはじっとジナイーダの顔を見たまま
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
持ち帰ると家毎に表へ出してある、四方ころびになつた四脚ヨツアシの台に立てゝ置いたのであるが、其用はやはり神招カミヲぎの依代として、天降アモります神の雲路を照すものなのである。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)