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四脚
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よつあし
ふりがな文庫
“
四脚
(
よつあし
)” の例文
と思ふと、
平常
(
へいぜい
)
の
四脚
(
よつあし
)
に
復
(
かえ
)
つて
飛鳥
(
ひちょう
)
の
如
(
ごと
)
くに往来へ逃げ去つた。私も続いて
逐
(
お
)
うたが、もう影も見せぬ。
雨夜の怪談
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
肩でぶッつかるようにして
横腹
(
よこっぱら
)
へ
体
(
たい
)
をあてた時、ようよう前足を上げたばかりまた
四脚
(
よつあし
)
を
突張
(
つッぱ
)
り抜く。
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
色ある
衣
(
きぬ
)
は
唐松
(
からまつ
)
の
翠
(
みどり
)
の
下蔭
(
したかげ
)
に
章
(
あや
)
を成して、秋高き清遠の空はその後に
舗
(
し
)
き、
四脚
(
よつあし
)
の雪見燈籠を
小楯
(
こだて
)
に裾の
辺
(
あたり
)
は
寒咲躑躅
(
かんざきつつじ
)
の
茂
(
しげみ
)
に隠れて、近きに二羽の
鵞
(
が
)
の
汀
(
みぎは
)
に
𩛰
(
あさ
)
るなど、
寧
(
むし
)
ろ画にこそ写さまほしきを
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
蜘蛛
(
くも
)
虫を
抱
(
いだ
)
き
四脚
(
よつあし
)
踏み延ばし
六百句
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
夢現
(
ゆめうつつ
)
の
貴女
(
あなた
)
には、
悪獣
(
あくじゅう
)
の
体
(
たい
)
に見えましたでありましょう。私の心は
獣
(
けだもの
)
でした。
夫人
(
おくさん
)
、
懺悔
(
ざんげ
)
をします。廉平が白状するです。貴女に恥辱を被らしたものは、
四脚
(
よつあし
)
の獣ではない、獣のような人間じゃ。
悪獣篇
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
四
常用漢字
小1
部首:⼞
5画
脚
常用漢字
中学
部首:⾁
11画
“四”で始まる語句
四辺
四方
四
四邊
四方山
四肢
四阿
四谷
四人
四角