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につこり
ふりがな文庫
“につこり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
莞爾
77.2%
嫣然
17.5%
嫣乎
1.8%
嘕然
1.8%
微笑
1.8%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
莞爾
(逆引き)
此うなるとお房の方でも
剛情
(
がうじやう
)
で、恰で
眼底
(
めのそこ
)
へ
粘付
(
ねばりつ
)
いたやうになつて、何うかすると、
莞爾
(
につこり
)
笑
(
わら
)
つて見せる。いや、ひつこいことだ。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
につこり(莞爾)の例文をもっと
(44作品)
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嫣然
(逆引き)
整つた輪郭を一瞬に見て取つた時、彼女の眼はもう
嫣然
(
につこり
)
と笑ひかけてゐた。そして淑かな會釋をした。私も慌てゝ禮を返した。
受験生の手記
(旧字旧仮名)
/
久米正雄
(著)
につこり(嫣然)の例文をもっと
(10作品)
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嫣乎
(逆引き)
『ハ。』と言つて智恵子は
嫣乎
(
につこり
)
笑つた。そして、矢張
跣足
(
はだし
)
になり裾を遠慮深く捲つて、真白き脛の半ばまで冷かな波に沈めた。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
『
皆様
(
みなさん
)
お上手よ。私なんか今迄余り加留多も取つた事がないもんですから、敗けて
許
(
ばつか
)
り。』と
嫣乎
(
につこり
)
する。ほつれた髪が頬に乱れてる
所為
(
せゐ
)
か、其顔が常よりも艶に見えた。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
につこり(嫣乎)の例文をもっと
(1作品)
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嘕然
(逆引き)
捨三が入つて行くと、栄子はまだ寝てゐたが、机の前の羽二重友禅の蒲団へ来て坐る彼を見て、
嘕然
(
につこり
)
して白い手を差伸べた。
質物
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
につこり(嘕然)の例文をもっと
(1作品)
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微笑
(逆引き)
「溝の中を歩く人。」と口の中で云つて、私は思はず
微笑
(
につこり
)
した。それに違ひない、アノ洋服の色は、
饐
(
す
)
えた、腐つた、溝の中の汚水の臭気で
那麽
(
あんな
)
に変色したのだ。
菊池君
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
につこり(微笑)の例文をもっと
(1作品)
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