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嫣乎
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につこり
ふりがな文庫
“
嫣乎
(
につこり
)” の例文
『ハ。』と言つて智恵子は
嫣乎
(
につこり
)
笑つた。そして、矢張
跣足
(
はだし
)
になり裾を遠慮深く捲つて、真白き脛の半ばまで冷かな波に沈めた。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
『
皆様
(
みなさん
)
お上手よ。私なんか今迄余り加留多も取つた事がないもんですから、敗けて
許
(
ばつか
)
り。』と
嫣乎
(
につこり
)
する。ほつれた髪が頬に乱れてる
所為
(
せゐ
)
か、其顔が常よりも艶に見えた。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
『アラ智恵子さんと。然うでしたか! よくお解りになりましたね。』と
嫣乎
(
につこり
)
、何気なく言つた。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
嫣
漢検1級
部首:⼥
14画
乎
漢検準1級
部首:⼃
5画
“嫣”で始まる語句
嫣然
嫣笑
嫣然顔