“諍闘”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けんか50.0%
そうとう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
海晏寺の前のえのきの傍で擦れちがい、八幡祠の諍闘けんかの際に見た女にそっくりであった。女は広巳と眼をあわすなりにっとした。
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
「若旦那、思い出せないですか、何時いつも若旦那と遊んでいらした方ですよ、忘れたのですか、ここの八幡さまの中で、若旦那が諍闘けんかしてた時に、めてくだされた方ですよ」
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
国老の中に悪人と内通する者がいて、政治はみだれ、家中には諍闘そうとうが絶えず、領民は困窮している、これでは伊達家の将来も危ぶまれるから、幕府老中の力で政治の安定を計ってもらいたい。