“にこ/\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
莞爾53.8%
莞爾々々42.3%
欣〻3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
首に珠數じゆずけた百姓らしい中年の男女が、合乘車あひのりぐるまの上に莞爾にこ/\しつゝ、菊石あばた車夫しやふに、重さうにして曳かれて來るのにも逢つた。
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
ふくみ二下り讀では莞爾々々にこ/\彷彿さもうれなる面持おももちの樣子をとくと見留て長庵は心に點頭うなづきつゝやがて返書を請取千太郎よりも小遣こづかひとて金百ぴき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
欣〻にこ/\として投出す、受取る方も、ハッ五万円、先づ此位のものをお納めして置きますれば私も鼻が高うございますると欣〻して受取る。
骨董 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)