“上様”のいろいろな読み方と例文
旧字:上樣
読み方割合
うえさま85.0%
かみさま10.0%
かみざま5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かねて仰せだされ候通り、一橋中納言殿ひとつばしちゅうなごんどの御相続遊ばされ、去る二十日より上様うえさまと称し奉るべきむね、大坂表において仰せ出だされ候。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
主「いえはアえらく有りやす、お上様かみさまでもえれい船頭と剣術つかいが有らばいと、尋ねるだてえ話がありやした」
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
此男を放免共俄に捕ふれば、男こは何故に捕ふるぞと云へば、早うに取るなりけり。引張つて上様かみざま将行ゐゆきて、八省に将入ゐいりぬ。
放免考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)