“うえさま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
上様73.9%
将軍家17.4%
将軍様4.3%
当将軍家様4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上様うえさまのおいいつけによって、御庭案内といたして黒鍬組頭くろくわくみがしら小早川剛兵衛ごうべえ、只今、竹の間のお沓石くつぬぎにてお待ちうけ申し上げておりまする」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
我々の力で、甲府城を守り通すことが出来たら、莫大ばくだいな恩賞にあずかるという、有難い将軍家うえさまのご内意はあった。
甲州鎮撫隊 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
将軍様うえさまは今は言葉も出せず、文字書くことなどなおさらに出来ぬ、人事不省の有様だそうじゃ」
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
そこになければ将軍様うえさまの遺言状、お預かりしたと思ったは妄想、事実はお預かりしたのではあるまいと、そこまで見きわめをつけて置いたが、はたして女の命より大事の
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「さて、ところで、当将軍家様うえさま、病弱のお身が特にこの頃、病弱におなりなされたそうじゃ」
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)