“こしき”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:コシキ
語句割合
42.9%
35.7%
濃袴7.1%
越切7.1%
越木7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
イヒはこしきでふかすこと今日の赤飯のごとくであったが、そんな方法をもって飯を製することは節供せっくの日ばかりになった。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
現今にあっては、パリーからの疫病の放射は、ルーヴルを疫病車のこしきとすれば、その周囲五十里におよんでいる。
すぐ次の間で、花嫁は花嫁の雪白せっぱくな打掛を解いた。そして白小袖のうえに、平常ふだん濃袴こしきを腰にまとい、たすきもかけて、立ち働きはじめた。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
老人らうじんつく/″\みて、のまゝでは、よううも、あの蹈切ふみきり越切こしきれなんだ。——
松の葉 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
今日は布引ぬのびき方面へ行って来たとか、六甲山方面とか、越木こしき岩方面とか、有馬温泉方面、箕面みのお方面、とか云う風な各地の水害視察談で、時には写真を現像して持って来たりして
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)