“下甑島”の読み方と例文
読み方割合
しもこしきじま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それだからバンギ(肥前ひぜん平島ひらしま)と謂ったり、ヨサイギモン(下甑島しもこしきじま)と謂ったり、ヨウマアサマ(伊豆いず新島にいじま)と謂ったりする。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
九州の端々はしばしでも上五島かみごとうでバッジョ、薩摩さつま下甑島しもこしきじまではバッコーというのが、ともにままごとを意味している。
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
薩摩さつま下甑島しもこしきじまでニンブという裂織さきおりなども、材料はいずれも粗末なものであったが、色の取合せや織り上りの美しさに、女たちは全身の力と心とをめていたのである。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)