“五節”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごせち90.0%
イツヨ10.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こんな機会がまた作られたならば、大弐だいに五節ごせちに逢いたいと源氏は願っていたが、五節の訪問も実現がむずかしいと見なければならない。
源氏物語:14 澪標 (新字新仮名) / 紫式部(著)
五節ごせちはもちろん、残菊の宴、重陽ちょうようの会などは、恒例こうれいの宮廷年中行事であるが、選虫の会だとか、初雪見参などは、むかしからめったになかった御遊らしい。
座敷の御簾みすをいっぱいに張り出すようにしてすそをおさえた中で、五節ごせちという生意気な若い女房と令嬢は双六すごろくを打っていた。
源氏物語:26 常夏 (新字新仮名) / 紫式部(著)
大弐だいにの娘の五節ごせちは、一人でしていた心の苦も解消したように喜んで、どこからとも言わせない使いを出して、二条の院へ歌を置かせた。
源氏物語:13 明石 (新字新仮名) / 紫式部(著)
五節ごせちなどといって、世の中がはなやかに明るくなるころ、大将の子息たちが殿上勤めにはじめて出たといって、六条院へ来た。
源氏物語:42 まぼろし (新字新仮名) / 紫式部(著)
五節イツヨの舞ひは、天子様の寿命を祝福する舞ひで、天子様の禊ぎの時に、竹で御身の丈を計つて、御身の長さだけの処へシルシをつける。
大嘗祭の本義 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
五節といふのは、五節イツヨの舞ひを舞うたから言うたのではあるまいか。
大嘗祭の本義 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)