“本屋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほんや53.3%
おもや26.7%
ほんおく6.7%
もとや6.7%
ブック・セラア6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ねえやの田舎いなかは、山奥やまおくのさびしいむらです。まちがなかなかとおいので、子供こどもたちは本屋ほんやへいって雑誌ざっしるということも、めったにありません。
おかめどんぐり (新字新仮名) / 小川未明(著)
本屋おもや続きの濡縁に添って、小さな杜若かきつばたの咲いた姿が、白く光る雲の下に、あかるく、しっとりと露を切る。……木戸の釘は錆びついて、抜くと、蝶番ちょうつがいが、がったり外れる。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
明るいガランとした本屋ほんおくのホームで、先着の内木司法主任と警察医の出迎えを受けた私達は、貨物積卸つみおろしホームを突切ってただちに殺人の現場へ案内された。
気狂い機関車 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
本屋もとやと呼ぶ二階造りのほうは、大きな広間をいれて部屋が十五もあり、べつに平家造りの離れと呼ぶ建物が二棟あった。
契りきぬ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
B——本屋ブック・セラアの主人は天気の予言が上手だし