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真
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ほんと
ふりがな文庫
“
真
(
ほんと
)” の例文
旧字:
眞
お母さん、
真
(
ほんと
)
に民子は可哀相でありました。しかし取って返らぬことをいくら悔んでも仕方がないですから、跡の事を
懇
(
ねんごろ
)
にしてやる外はない。
野菊の墓
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
「何だ。そんな事を言ってまっか。ひどい奴やな。そんなら、土産を持って来たけれどやるまい。
真
(
ほんと
)
にひどい奴やな」
いたずら小僧日記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
『まあ然うですか。
些
(
ちよつ
)
とお手紙にも
其麽
(
そんな
)
事があつたつて、新太郎が言つてましたがね。お前さん達、まあ遠い所をよくお出になつたことねえ。
真
(
ほんと
)
に。』
天鵞絨
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
二人は呆れるお静を後に、
真
(
ほんと
)
に鳥のように飛んで行ってしまいました。
銭形平次捕物控:071 平次屠蘇機嫌
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
敢
(
あえ
)
て
造詣
(
ぞうけい
)
が深いというのでは無いが、いい書画を見た時
許
(
ばか
)
りは、自然と頭が下るような心持がする。人に頼まれて書を書く事もあるが、自己流で、別に手習いをした事は無い。
真
(
ほんと
)
の恥を書くのである。
文士の生活:夏目漱石氏-収入-衣食住-娯楽-趣味-愛憎-日常生活-執筆の前後
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
『私……いや……
真
(
ほんと
)
に忘れてしまつて居た。どうも失礼しました』
死線を越えて:01 死線を越えて
(新字旧仮名)
/
賀川豊彦
(著)
『おや
然
(
さ
)
う。まあ
甚麽
(
どんな
)
にか
宅
(
うち
)
ぢや御世話様になりましたか。
真
(
ほんと
)
に遠い所をよく
入来
(
いらし
)
つた。まあ/\お二人共自分の家へ来た積りで、
緩
(
ゆつく
)
り見物でもなさいましよ。』
天鵞絨
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
『
雖然
(
だども
)
なす、お八重さん、源助さん
真
(
ほんと
)
に伴れてつて
呉
(
け
)
えべすか?』とお定は心配相に訊く。
天鵞絨
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
『そですかぢやない。
真
(
ほんと
)
に渇くんだよ、昨晩少し飲んで来たからな。』
菊池君
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
“真”の意味
《名詞》
(シン)論理演算において、ある命題が、前提となる命題に対して矛盾を生じないこと。
(出典:Wiktionary)
真
常用漢字
小3
部首:⽬
10画
“真”を含む語句
真実
真向
真正
真正面
真個
真珠
真直
真面目
真黒
真中
真逆
真心
真人
真紅
真赤
真青
真先
真箇
写真
真情
...