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真
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まこ
ふりがな文庫
“
真
(
まこ
)” の例文
旧字:
眞
それは
真
(
まこ
)
とに日本文化のために結構な事であるが、それだけ一般化され、民衆化され、平凡化されて来た芸術の仕事の上においては
めでたき風景
(新字新仮名)
/
小出楢重
(著)
と云ふと橋本がソラ見よ皆来て誤れ/\、と云つて、此奴は一番酔つた奴、彼奴は二番三番と一々指さすと皆平伏して
真
(
まこ
)
とに悪うご座りましたと誤つて居りました。
千里駒後日譚
(新字旧仮名)
/
川田瑞穂
、
楢崎竜
、
川田雪山
(著)
坊さんは「知り申さぬ」と答えて「まだ
真
(
まこ
)
との道に入りたもう心はなきか」と問う。女
屹
(
きっ
)
として「まこととは吾と吾
夫
(
おっと
)
の信ずる道をこそ言え。御身達の道は迷いの道、誤りの道よ」
倫敦塔
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
親も大事金も大事しばし夜歩きも出来ずに居る仮の神妙が、
真
(
まこ
)
との念いをます/\募らせて、今ごろは小歌はどうして居るか、浜田の御前か黒の羽織か、まさかこの貞之進を忘れもしまいと
油地獄
(新字新仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
芸術家の至上主義が
昂
(
こう
)
じると生活が乱れやすいが、老人のこの主義は
真
(
まこ
)
とに安全だから結構だと思って見たりした。甚だ合理化された避暑法だ。
大切な雰囲気:03 大切な雰囲気
(新字新仮名)
/
小出楢重
(著)
▼ もっと見る
私たちのその安宿というのは、
真
(
まこ
)
とに田舎風の古めかしい家だった。この宿にジョセフィンという女中がいた。
楢重雑筆
(新字新仮名)
/
小出楢重
(著)
真夏において
殊
(
こと
)
に閉口しているのを私はよく見る、じっとしていても汗をだらしなく流しているさまは、
真
(
まこ
)
とに気の毒な位いである、歩けば
股摺
(
またず
)
れがして痛いのだ
楢重雑筆
(新字新仮名)
/
小出楢重
(著)
大阪の紳士が電車の中などで、時に
喧嘩
(
けんか
)
をしているのを見る事があるが、それは
真
(
まこ
)
とに悲劇である。
めでたき風景
(新字新仮名)
/
小出楢重
(著)
それに彩色を施して、そのまま貼りつけてあるのがあります、表現法としては
真
(
まこ
)
とに思い切った
不精
(
ぶしょう
)
なやり方で、近頃の二科あたりの連中の仕事にも似て面白いと思います。
楢重雑筆
(新字新仮名)
/
小出楢重
(著)
ところが最近、その松が枯れてしまい今は骨のみ立っていて
真
(
まこ
)
とに淋しくなってしまった。そしてその府庁舎は
空家
(
あきや
)
となり、この先き、この風景はどんな事になって行くか、私は心細い。
めでたき風景
(新字新仮名)
/
小出楢重
(著)
そしてしかも平気ですましていたりしては、
真
(
まこ
)
とに悲しい
滑稽
(
こっけい
)
に外ならない。
油絵新技法
(新字新仮名)
/
小出楢重
(著)
日本人にとっては
真
(
まこ
)
とに学びやすい処の都合よきものであったのである。
油絵新技法
(新字新仮名)
/
小出楢重
(著)
“真”の意味
《名詞》
(シン)論理演算において、ある命題が、前提となる命題に対して矛盾を生じないこと。
(出典:Wiktionary)
真
常用漢字
小3
部首:⽬
10画
“真”を含む語句
真実
真向
真正
真正面
真個
真珠
真直
真面目
真黒
真中
真逆
真心
真人
真紅
真赤
真青
真先
真箇
写真
真情
...