“薄禿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うすはげ50.0%
うすっぱげ25.0%
うすは25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頭の薄禿うすはげになった好色らしい四十男で、何かしら口実を設けては接近し、いやな眼つきでひとを見るというのでひどく嫂は嫌っていた。
(新字新仮名) / 山本周五郎(著)
丈夫じょうぶづくりの薄禿うすっぱげの男ではあるが、その余念よねんのない顔付はおだやかな波をひたいたたえて、今は充分じゅうぶん世故せこけた身のもはや何事にも軽々かろがろしくは動かされぬというようなありさまを見せている。
太郎坊 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
薄禿うすはげた四十八歳、どつちかと言へば肥つた方で、女のやうに優しい口をきく五尺そこ/\の小男です。