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うすはげ
ふりがな文庫
“うすはげ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
薄禿
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
薄禿
(逆引き)
頭の
薄禿
(
うすはげ
)
になった好色らしい四十男で、何かしら口実を設けては接近し、いやな眼つきでひとを見るというのでひどく嫂は嫌っていた。
豹
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
どちらかといえば
角
(
かく
)
で
赭
(
あか
)
ら
顔
(
がお
)
のほうで、それに
痘瘡
(
ほうそう
)
の
痕
(
あと
)
がいっぱいござりましてな、右の
小鬢
(
こびん
)
に、少々ばかり
薄禿
(
うすはげ
)
が見えまするで
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
耕介の横びんに
薄禿
(
うすはげ
)
があって、鼠に
齧
(
かじ
)
られたような
腫物
(
できもの
)
に、
膏薬
(
こうやく
)
が貼ってあるところなど——
窯
(
かま
)
の中で
傷
(
きず
)
になった
陶器
(
やきもの
)
の自然のくッつきとも見えて、一だんと
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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