“根蔕”の読み方と例文
読み方割合
こんたい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その本来の道義は薄弱にして、以て彼等を縛するに足らず、その新来の道義は根蔕こんたいを生ずるに至らず、以て彼等を制するに堪へず。
漫罵 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
由来、経済戦争というが、経済は言うまでも無く吾人の欲望に根蔕こんたいし、その無限の欲望の衝突が、ついに流血を見る戦争となるのではないか。
列強環視の中心に在る日本 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
美の日本的源泉として日本芸術の根蔕こんたいに厳存していて今後ますます生成発展せしむべき諸性質を考えているのであるが、以上の事実にもかかわらず
美の日本的源泉 (新字新仮名) / 高村光太郎(著)