“かぶとむし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
甲虫80.5%
甲蟲12.2%
兜虫7.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
甲虫かぶとむしのように、手をついた男を見ると、かつて見かけたことのない、町人とも武士ともつかぬひとりの侏儒こびとだ。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
道具屋は画かきの前で手拭てぬぐひかぶつて猫の真似をしたり、四つひになつて甲虫かぶとむしの真似をしたりした。
輕暖の空氣の中には草木の香みち/\て、美しき甲蟲かぶとむしあまた我等の身邊に飛びめぐれり。
おやじは甲蟲かぶとむしのようにもがく。
街頭:(巴里のある夕) (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
小鳥はその案山子かかしになれ、兜虫かぶとむしはその上にとまり、市民はそれを笑っている。
中橋氏は不足さうに独語ひとりごとを言つた。そして自分が間違つて文部にでも入つたら、乾分こぶんの山岡順太郎氏などは、あの兜虫かぶとむしのやうな顔をしかめて、屹度ぼやき出すに相違ないと思つた。