“みなみかぜ”の漢字の書き方と例文
語句割合
南風100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おじさんのいったように、ばん南風みなみかぜるんだぜ。」と、年雄としおさんが、いいました。
雪消え近く (新字新仮名) / 小川未明(著)
と、突然頭の上で、ごろごろと春のらいが鳴った。仰向あおむいて見ると、空はいつの間にか灰汁桶あくおけきまぜたような色になって、そこから湿っぽい南風みなみかぜが、幅の広い砂利道じゃりみちへ生暖く吹き下して来た。
路上 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
温気うんきを混ぜた南風みなみかぜ
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)