“みなみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
南84.1%
南風8.9%
南陽3.2%
南番所1.3%
皆身1.3%
南地0.6%
陽0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勘次(かんじ)はそれでも他(た)に分別(ふんべつ)もないので仕方(しかた)なしに桑畑(くはばたけ)を越(こえ)て南(みなみ)へ詑(わび)を頼(たの)みに行(い)つた。彼(かれ)は古(ふる)い菅笠(すげがさ)を一寸(ちよつと)頭(あたま)へ翳(かざ)して首(くび)を蹙(ちゞ)めて行(い)つた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
強い南風(みなみ)に吹かれながら、乱石(らんせき)にあたる浪(なみ)の白泡立(しらあわだ)つ中へ竿を振って餌(えさ)を打込むのですから、釣れることは釣れても随分労働的の釣であります。
幻談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
梅二月のある日、南陽(みなみ)が一パイに射す椽側に、平次は日向(ひなた)煙草の煙の棚引く中に、相變らず八五郎と、腹にもたまらない無駄話の一刻(とき)を過して居るのでした。
「南番所(みなみ)の出役があると、間もなく息を引きとりました」
みなみ(南、——皆身(みなみ))にかへる地獄極楽
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)
南地(みなみ)に相応(かなり)な青楼(ちやや)がある。
土屋文明氏は明日香(あすか)の浄御原(きよみはら)の宮から山の陽(みなみ)の村里を御覧になられての御製と解した。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)