“南陽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みなみ45.5%
みなみび36.4%
なんよう9.1%
9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此處は南陽みなみもよく當り、却つて住心地が良ささうですが、渡り廊下續きに納屋に面して居るので、案外落着かないのかも知れません。
縁側の板は、南陽みなみびり返つて、猫の子が歩いても音がする——刀架の側は、秋山彌十の部屋だ。障子を開けさへすれば手も足も、すぐ刀に屆く——それでも刀を
張允恭ちょういんきょうみん天啓てんけい年間の進士しんし(官吏登用試験の及第者)で、南陽なんようの太守となっていた。
平次の立つたのは俵屋の母屋おもやの奧、くぼんだやうな建物の袖の下ですが、この邊はよく南陽が當るので、曲者がお百度詣りをしたところで、足跡のつく心配はありません。
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)