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南陽
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みなみ
ふりがな文庫
“
南陽
(
みなみ
)” の例文
此處は
南陽
(
みなみ
)
もよく當り、却つて住心地が良ささうですが、渡り廊下續きに納屋に面して居るので、案外落着かないのかも知れません。
銭形平次捕物控:285 隠れん坊
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
梅二月のある日、
南陽
(
みなみ
)
が一パイに射す椽側に、平次は
日向
(
ひなた
)
煙草の煙の棚引く中に、相變らず八五郎と、腹にもたまらない無駄話の一
刻
(
とき
)
を過して居るのでした。
銭形平次捕物控:318 敵の娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
板の間を二つ三つ過ぎると、奧には疊の部屋が唐紙で仕切つて幾つか
連
(
つら
)
なり、その一番奧、
南陽
(
みなみ
)
の當る八疊に、内儀のお照は
外科
(
げくわ
)
の手當てを受けて居るのでした。
銭形平次捕物控:330 江戸の夜光石
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
湯のやうな
南陽
(
みなみ
)
にひたりながら、どこかの飼ひ
鶯
(
うぐひす
)
らしい
囀
(
さえず
)
りを聽いてゐたのです。
銭形平次捕物控:106 懐ろ鏡
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
湯のような
南陽
(
みなみ
)
にひたりながら、どこかの飼い
鶯
(
うぐいす
)
らしい
囀
(
さえず
)
りを聴いていたのです。
銭形平次捕物控:106 懐ろ鏡
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
南
常用漢字
小2
部首:⼗
9画
陽
常用漢字
小3
部首:⾩
12画
“南陽”で始まる語句
南陽原