南風ハエ)” の例文
離島の大女君の中、伊平屋の阿母加那志につぐものは、久米島の君南風キミハエである。近代、きんばい・ちんべいなど言ふ。南風ハエは、日本語の南又は南風を意味する。
日琉語族論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
三平ミヒラ大阿母ウフアムしられの殿内ドンチ即、南風ハエヒラには首里殿内シユンドンチ、真和志の比等ヒラには真壁殿内マカンドンチニシ比等ヒラには儀保殿内ギボドンチなる巫女の住宅なる社殿を据ゑ、神々のおとほしとして祀つてある。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
南風ハエ平等ヒラには首里殿内シユンドンチ、真和志の平等ヒラには真壁殿内マカンドンチニシ平等ヒラには儀保殿内ギボドンチなる巫女の住宅なる社殿を据ゑて、三つの台地に集めた、三山豪族たちの信仰の中心にしてあつた。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)