マイ)” の例文
旧字:
御祖ミコに詔給わく、須佐能男命の座ます根堅洲国ネノカタスクニマイいでよ。必ず其大神座ます根堅洲国に参いでよ。必ず其大神タバカり給いなんと詔給う。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
故詔命カレミコトのまにまに須佐能男命の御所にマイたりしかば、其女須勢理毘売スセリヒメ出で見て、目合マグワイして相婚ミアイまして、還り入りて、其ミチチ甚麗イトウルわしき神まい来つと申給いき。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
是に海神の女豊玉比売命、自らマイ出て申し給わく、吾は早くより妊める身なるを、今産む可き時になりぬ。此を思うに、天神の御子を海原に生み奉る可きに非ず。故参出来つ、と申し給いき。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)