震々しんしん)” の例文
するとそれを眺めていた土地の老翁や神官などが、みなあッと、声を放っていた。その声と共に、震々しんしん、梨の木は葉をふりこぼし、幹は血のごとき樹液をほとばしらせた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)