“震慄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんりつ33.3%
わなな22.2%
おびえ11.1%
おのの11.1%
おのゝ11.1%
わななき11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここに至りては予は実にうれしくして、一種言うべからざるの感にうたれて、知らず識らず震慄しんりつして且つ一身は萎靡なえるが如きを覚えたり。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)
鏡に映つた兒どもの、つらには凄いほど眞白まつしろ白粉おしろひつてあつた、まつげのみ黒くパツチリとひらいたふたつの眼の底から恐怖おそれすくんだ瞳が生眞面目きまじめ震慄わなないてゐた。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
入日のしばし、空はいま雲の震慄おびえのあかあかと
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
めよ止めよと震慄おののきけり
鬼桃太郎 (新字新仮名) / 尾崎紅葉(著)
その青き松の震慄わななき
庭園の雨 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)