“震声”のいろいろな読み方と例文
旧字:震聲
読み方割合
ふるえごえ75.0%
ふるいごえ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その眼縁まぶちが見る見るうるみ出した……が忽ちはッと気を取直おして、儼然きッかたちを改めて、震声ふるえごえ
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
(旦那様、旦那様、)多一が震声ふるえごえで呼んだと思え。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そのお政の半面よこがおを文三はこわらしい顔をしてきっ睨付ねめつけ、何事をか言わんとしたが……気を取直して莞爾にっこり微笑したつもりでも顔へあらわれたところは苦笑い、震声ふるいごえとも附かず笑声わらいごえとも附かぬ声で
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
ただ震声ふるいごえで。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)