震声ふるえごえ)” の例文
旧字:震聲
その眼縁まぶちが見る見るうるみ出した……が忽ちはッと気を取直おして、儼然きッかたちを改めて、震声ふるえごえ
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
(旦那様、旦那様、)多一が震声ふるえごえで呼んだと思え。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
薙刀おびえの蝉は、少々震声ふるえごえして
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)