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身神
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しんしん
ふりがな文庫
“
身神
(
しんしん
)” の例文
今朝は湯加減が
殊
(
こと
)
によろしいように思われて
身神
(
しんしん
)
爽快。天気もまた好い。朝飯もすみ、新聞もよみ終って、ふらりと宿を出た。
秋の修善寺
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
ここを
先途
(
せんど
)
と
漕
(
こ
)
げども、
盪
(
お
)
せども、ますます
暴
(
あ
)
るる
浪
(
なみ
)
の
勢
(
いきおい
)
に、人の力は
限
(
かぎり
)
有
(
あ
)
りて、
渠
(
かれ
)
は
身神
(
しんしん
)
全く疲労して、
将
(
まさ
)
に
昏倒
(
こんとう
)
せんとしたりければ、船は再び
危
(
あやう
)
く見えたり。
取舵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
屍体の始末をなしたる人間が睡眠後……特に介抱その他に依る
身神
(
しんしん
)
の疲労又は一種の安心等のために平常よりも深き熟睡に陥りたる場合に於て、その屍体より受けたる深刻なる暗示のために
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
そこで、イルコックとバクスターは時計
係
(
がかり
)
となり、ウエップは
寒暖計
(
かんだんけい
)
晴雨計
(
せいうけい
)
の
主任
(
しゅにん
)
となり、一同の
身神
(
しんしん
)
をなぐさむるためにガーネットは音楽の主任となって、ハーモニカを鳴らすこととなった。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
「ほ。……それでよくあの
身神
(
しんしん
)
がつづくものだの」
三国志:11 五丈原の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
鎭
(
しづ
)
め給へ
篤
(
とく
)
と御相談の手段も御座候ふべし
古語
(
こご
)
にも
遠
(
とほ
)
き
慮
(
おもんぱ
)
かりなきときは近き
憂
(
うれ
)
ひありと申すは
正
(
まさ
)
しく是なるべし
然
(
され
)
ども三人
寄
(
よる
)
時
(
とき
)
は
文珠
(
もんじゆ
)
の
智慧
(
ちゑ
)
此平左衞門左仲御
附
(
つき
)
申し
居
(
をる
)
中
(
うち
)
は御安心
成
(
なさ
)
れ能々御思案候べしと種々相談しける
中
(
うち
)
良
(
やゝ
)
半日餘りお島が雪の中に
縛
(
いまし
)
められ
身神
(
しんしん
)
ともに
冷凍
(
ひえこゞ
)
え
人心地
(
ひとごこち
)
もなき
體
(
てい
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
それに引続く
身神
(
しんしん
)
の全機能の停止があって
後
(
のち
)
に、やがて息を吹き返すと
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
身
常用漢字
小3
部首:⾝
7画
神
常用漢字
小3
部首:⽰
9画
“身”で始まる語句
身体
身
身上
身装
身扮
身體
身動
身長
身代
身悶