“寒暖計”の読み方と例文
読み方割合
かんだんけい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのみせには、ガラス内側うちがわに、宝石ほうせきはいった指輪ゆびわや、金時計きんどけいや、ぎん細工さいくをしたえりかざりや、寒暖計かんだんけいや、いろいろなものがならべてありましたが、なかにも
角笛吹く子 (新字新仮名) / 小川未明(著)
兎角とかくするうちにせつ立秋りつしうつた。二百十日にひやくとをかまへには、かぜいて、あめつた。そらには薄墨うすずみ煑染にじんだやうくもがしきりにうごいた。寒暖計かんだんけいが二三にちがりりにがつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
そこで、イルコックとバクスターは時計がかりとなり、ウエップは寒暖計かんだんけい晴雨計せいうけい主任しゅにんとなり、一同の身神しんしんをなぐさむるためにガーネットは音楽の主任となって、ハーモニカを鳴らすこととなった。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)