真心まこと)” の例文
旧字:眞心
かうして遠くへ来て迄、清の身の上を案じてゐてやりさへすれば、おれの真心まことは清に通じるに違ない。通じさへすれば手紙なんぞやる必要はない。やらなければ無事で暮してると思つてるだらう。
坊っちやん (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
こうして遠くへ来てまで、清の身の上を案じていてやりさえすれば、おれの真心まことは清に通じるに違いない。通じさえすれば手紙なんぞやる必要はない。やらなければ無事でくらしてると思ってるだろう。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)