“途端場”の読み方と例文
読み方割合
どたんば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
恐怖というのは途端場どたんばでの命のやり取りをさすものだが、伊兵衛を誰が襲ったとも考えられない。嫉妬と言ったところで、これにはたぼがなければ話にもならない。
おまけに途端場どたんばへ来て死人に足でも生えたかしてまたしても御用筋が思わぬどじを踏んだこと、これらが種となって、一脈の穏やかならぬものがその胸底を往来していたのも無理ではなかった。
狂気ながらも途端場どたんばへ来るとうまくさらりとかい潜るのがつねだった。