“どたんば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
土壇場87.1%
途端場9.7%
土端場3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もつとも、おめえには其處までは聽かせなかつたよ、土壇場どたんばになつて、聟の身代りになるのが嫌なんて言ひ出されると困るからな」
おまけに途端場どたんばへ来て死人に足でも生えたかしてまたしても御用筋が思わぬどじを踏んだこと、これらが種となって、一脈の穏やかならぬものがその胸底を往来していたのも無理ではなかった。
女将はあぶない土端場どたんばで踏みとどまった。倉地は酔眼を女将に向けながら
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)