“三途河”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そうずか40.0%
さんずがわ20.0%
さんずのかわ20.0%
さんづのかは20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それを老女のように考え出したために、しまいには三途河そうずかの婆様のような、おそろしい石の像になったのであります。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
蛞蝓なめくじの舌を出しそうな様子ですが、ふるえるほど寒くはありませんから、まずいとして、その隅っ子の柱に凭掛よりかかって、遣手やりてという三途河さんずがわの婆さんが、蒼黒あおぐろい、せた脚を突出してましてね。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「見て下さいよ。すごい人相ですぜ、若旦那。三途河さんずのかわの婆アだって、あの顔が行くと驚きますぜ」
「見て下さいよ。凄い人相ですぜ、若旦那。三途河さんづのかはの婆アだつて、あの顏が行くと驚きますぜ」