“三河島”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みかわしま76.9%
みかはしま23.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三河島みかわしまには縁家がある。今日芳年が出る時、一筆書いて持って行って貰ったから、今にも帰って来たら、何とか返事があるだろう」
芳年写生帖 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
田園調布の町も尾久おぐ三河島みかわしまあたりの町々も震災のころにはまだすすきの穂に西風のそよいでいた野原であった。
葛飾土産 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
……なんとかや——いとんでさがして、やうやたけだいでめぐりひ、そこもはれて、三河島みかはしまげのびてゐるのだといふ。
十六夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
島なき場所も柳島やなぎしま三河島みかはしま向島むかうじまなぞと呼ばれ、森なき処にも烏森からすもりさぎもりの如き名称が残されてある。
水 附渡船 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)