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三河島
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みかわしま
ふりがな文庫
“
三河島
(
みかわしま
)” の例文
「
三河島
(
みかわしま
)
には縁家がある。今日芳年が出る時、一筆書いて持って行って貰ったから、今にも帰って来たら、何とか返事があるだろう」
芳年写生帖
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
田園調布の町も
尾久
(
おぐ
)
三河島
(
みかわしま
)
あたりの町々も震災のころにはまだ
薄
(
すすき
)
の穂に西風のそよいでいた野原であった。
葛飾土産
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
四谷
(
よつや
)
に赤外線男が出た。
三河島
(
みかわしま
)
にも赤外線男が現われたと、時間と場所とを
弁
(
わきま
)
えぬ出現ぶりだった。
赤外線男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
新しい電車に飛び乗ってうれしくなってしばらく進行していると「
三河島
(
みかわしま
)
の屋根の上」に出る。幻滅を感じて狐につままれた顔をして引返してくる場合もあるであろう。
猫の穴掘り
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
ほどよく
浩然
(
こうぜん
)
の気を養いあそばしつつ、お昼食は
三河島
(
みかわしま
)
村先の石川
日向守
(
ひゅうがのかみ
)
のお下屋敷、そこから川を越えて隅田村に渡り、大川筋を寺島村から水戸家のお下屋敷まで下って
右門捕物帖:20 千柿の鍔
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
▼ もっと見る
三河島
(
みかわしま
)
喜楽園。会者、癖三酔、松浜、一声、三允、鳴雪、碧梧桐、乙字等。
五百句
(新字旧仮名)
/
高浜虚子
(著)
「ここらはもう
三河島
(
みかわしま
)
田圃。」
旧聞日本橋:12 チンコッきり
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
「へえ、
三河島
(
みかわしま
)
のもんですが」
人間豹
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
島なき場所も
柳島
(
やなぎしま
)
三河島
(
みかわしま
)
向島
(
むこうじま
)
なぞと呼ばれ、森なき処にも
烏森
(
からすもり
)
、
鷺
(
さぎ
)
の
森
(
もり
)
の如き名称が残されてある。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
王子
(
おうじ
)
の
音無川
(
おとなしがわ
)
も
三河島
(
みかわしま
)
の野を
潤
(
うるお
)
したその末は
山谷堀
(
さんやぼり
)
となって同じく船を
泛
(
うか
)
べる。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
光映は明治元年五月十五日上野戦争の際
輪王寺
(
りんのうじ
)
の宮に
供奉
(
ぐぶ
)
して上野を
逃
(
のが
)
れ
三河島
(
みかわしま
)
尾久
(
おく
)
村に潜み、十七日
市ヶ谷富久町
(
いちがやとみひさちょう
)
の自証院に
抵
(
いた
)
って
暇
(
いとま
)
を賜った。以上は
森鴎外
(
もりおうがい
)
先生の「
能久親王
(
よしひさしんのう
)
事蹟」に見えている。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
“三河島(三河島町)”の解説
三河島町(みかわしままち)とは、東京府北豊島郡にかつて存在した町である。現在の荒川区の中部に位置していた。
(出典:Wikipedia)
三
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
河
常用漢字
小5
部首:⽔
8画
島
常用漢字
小3
部首:⼭
10画
“三河島”で始まる語句
三河島村
三河島菜
三河島田圃