“能久親王”の読み方と例文
読み方割合
よしひさしんのう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
光映は明治元年五月十五日上野戦争の際輪王寺りんのうじの宮に供奉ぐぶして上野をのが三河島みかわしま尾久おく村に潜み、十七日市ヶ谷富久町いちがやとみひさちょうの自証院にいたっていとまを賜った。以上は森鴎外もりおうがい先生の「能久親王よしひさしんのう事蹟」に見えている。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
その技術の精巧なのに内外人を驚かし、明治になって美術学校教授となり、明治十四年の第二回博覧会へ出品した髑髏の彫刻には、明治大帝の御前で、総裁能久親王よしひさしんのうから名誉賞を授与せられたのです。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)