“二品親王”の読み方と例文
読み方割合
にほんしんのう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
梶井ノ二品親王にほんしんのう(光厳の弟)までも、みなお一つにここへ難をのがれ、むかし平家一門が栄えたあとの法領寺殿ほうりょうじでん池殿いけどの、北御所などに御簾ぎょれんを分けておられたのである。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この宮——ただしくいえば大塔ノ宮二品親王にほんしんのうは——かくてその随身、光林坊玄尊、赤松あかまつ律師りっし則祐そくゆう木寺きでら相模さがみ、岡本ノ三河坊、村上彦四郎、片岡八郎、平賀三郎、矢田彦七らと共に
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
黒煙のちまたを六波羅へと移しまいらせ、つづいては、院、法皇、東宮、みきさき、女房たちから梶井の二品親王にほんしんのうまでの——持明院統のかたがたすべても——りくぞくとして六波羅へ避難してきた。
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)